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ドレスに合わせたウェディンググローブの選び方と指輪の関係
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- 結婚式(ブライダル)
- 更新日:
- 2018年6月23日

花嫁の腕先をエレガンスに演出するウェディンググローブ。どんなものを選ぶといいのでしょう?ウェディンググローブの始まりから選び方のポイントまで、ご紹介します。
ブーケを持ち、指輪の交換で視線を集め、実は多くのゲストの注目を集めている花嫁の手もと。一生に一度の結婚式。こだわって選んだ結婚指輪やウェディングドレスを美しく飾る小物として、ウェディンググローブも大切なアイテムです。
ですが、どんなグローブを着けたらいいのか悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、グローブを身に着ける意味や、グローブ選びのポイントについてご紹介していきます。
ウェディンググローブの意味は?
まずは結婚式で花嫁が着用するウェディンググローブの意味について知っておきましょう。
ウェディンググローブで、フォーマルとしての格を上げる
宗教的挙式全般に言えることでもあるのですが、神仏の前では肌の露出を控えることが礼儀とされています。
キリスト教挙式においても、肌を露出しない衣裳がフォーマルとされています。
グローブには「露出を控える」というフォーマルな装いという意味が含まれています。食事や指輪交換時以外はずっと着けているのが正式です。
ウェディンググローブが意味するものは…
結婚前の新婦は、けがれのない存在と考えられているため「無垢(潔白で純真なこと)を表す」という意味があります。無垢な新婦を守り、清める意味でグローブを身に着けます。
さらに、指輪交換の際に花嫁がグローブを外す行為には「今からあなたのものになります」といった花嫁の誓いの意味が込められていると言われています。
ちなみに、新郎やお父様が持つ白い手袋は、“花嫁を守る剣”の象徴としていると言われています(諸説あります)。
新郎の手袋は「この剣(に見立てた手袋)大切な新婦を守っていきます」、お父様が持つ手袋には「これまで剣(に見立てた手袋)で大切な娘を守ってきました」という、ロマンティックな意味が込められているそうです。
グローブの選び方の基準を教えて。
グローブ選びの基準は、何と言っても「ドレス姿とのバランスが取れているかどうか」です。
ドレスを選ぶうえで会場の雰囲気とのマッチングが重要なように、会場(の格式)に似合うドレスが決まれば、おのずと似合うグローブは決まってきます。
キリスト教 教会
「本物の」教会で行なわれる挙式では、ドレスは「肩を出さない長袖+フルレングスベール+白いグローブ」のように胸や肩、腕を大きく露出しないデザインが基本的なルール。ドレスが長袖ではない場合は、長めのロンググローブで、なるべく肌が露出しないよう心がけると良いかもしれません。
宗派によって、服装に厳しいところや寛容なところ、考え方も異なるので必ず確認をしましょう。
クラシカルな印象のホテル・結婚式場
ドレスがシンプルすぎると会場の雰囲気に負けてしまうので、プリンセスのようなボリュームのあるドレス+ロンググローブを合わせた、エレガントなスタイルも似合います。
あるいは、身頃やスカートの装飾性が高いデコラティブなドレスなら、ショートグローブで肌を多めに露出して、ドレスの個性が引き立つよう「引き算」で選んでも◯。
モダンな印象のホテル・結婚式場、レストランウェディング
スッキリモダンな会場の場合は、Aラインやスレンダーなど、シンプルなラインのドレスで決めると、スタイリッシュで大人な印象に。
ドレスが比較的シンプルな分、レースやリボンなどの装飾が付いたグローブを選んで、すこし遊び心を加えると、ぐっとおしゃれな印象になります。
長さはドレスの袖とのバランスで選んで正解。
ガーデン・リゾートウェディング
太陽の光と、木々や芝の緑がステージになるので、シルクオーガンジーやチュールなど、風になびく軽やかさと動きがあるドレスがおすすめです。。
グローブにも、透け感のある素材のショートタイプのものを選んで、カジュアルさや開放感を演出したコーディネートを心がけましょう。
ウェディンググローブには、どんな種類があるの?
グローブの種類を分けるポイントは、大きく分けて「丈の長さ」、「形」、「素材」、の3つ、+「デザイン(装飾)」というイメージです。
丈の長さ
グローブの長さは、おおまかに言えば、教会式などフォーマルな挙式スタイルであるほどグローブの丈は長く上品な印象に、人前式などカジュアルなスタイルなほど丈が短く、ファッショナブルな印象になります。
挙式の場所(格式)&ドレスの袖の長さとのバランスを取ることに注意しましょう。
・ロング丈グローブ(50~70cm)
ロング丈グローブは、肘上から二の腕あたりまでの長さがあるグローブです。
格式を求められる教会で挙式をする際には、グローブの着用が必要です。
長袖のドレスでない限りは、なるべく肌を露出させないようロンググローブを着用します。ロンググローブには腕を細く見せてくれる効果もあります。
・ミディアム丈グローブ(40~45cm)
一般的なミディアム丈は、だいたい肘下くらいの長さのグローブになります。
素材や装飾によって上品にもカジュアルにも印象が変えられるので、どんなドレスにも合わせやすいのが特徴です。ホテルウェディングやレストランなど場所を選ばず、フォーマルにもカジュアルに対応できる万能な長さと言えます。
・ショート丈グローブ(18~20cm)
手首ぐらいまでのグローブのこと。
ビスチェやオフショルダードレスに合わせると軽やかな印象になるので、ガーデンウェディングやカジュアルな雰囲気でのパーティーにおすすめです。手首のあたりに可愛らしい飾りが付いているものが多くドレスに合わせやすいグローブ丈です。
また、逆に7分丈や長袖のドレスの場合でも、ドレスとのバランスが取れているので、エレガントな印象になります。
ウェディンググローブの形は、指先のタイプ
グローブの形は5本の指がしっかりと覆われるタイプの指ありのグローブと、フィンガーレスタイプの2種類に分けられます。
・指ありグローブ
いわゆる「手袋」タイプ。指輪交換の際に、取り外すことの意味は、先に述べた通りです。
指輪交換の際に、はずすのは面倒だから、グローブをどうしたらいいかわからないし、といってあきらめてしまうのはもったいない。
ホテルや結婚式場など、介添えのスタッフがいる場合は、事前に段取り等を教えてくださるので、心配ありません。
また、一般的にはウェディンググローブは、挙式中は身に着けていますが、披露宴の際にははずす人も多いです。婚約指輪、結婚指輪を見せられないの?という心配はご無用です。
・フィンガーレスタイプ
指の部分がなく、手の甲から腕にかけて生地があるタイプのグローブです。
フィンガーレスタイプのグローブは、指輪交換の際にグローブをはずさなくても良いので、式の流れがスムーズになるのでおすすめです。
また、グローブの着脱がやっぱり心配という方や、挙式中もブライダル用のネイルアートやお気に入りの婚約指輪、結婚指輪を見せたいという方に人気です。
ウェディンググローブの生地、素材
ウェディンググローブの生地は、花嫁として表現したい雰囲気やイメージに合わせて選ぶとスムーズに選ぶことができます。
つまり、結婚式当日に着用するドレスの素材やスタイルに合わせてウェディンググローブの形や生地を決めて、ドレス全体の雰囲気を確認してみると、すぐにピンとくるはずです。
・サテン
シルクをはじめ、光沢のある織物の総称。ドレスの素材によく使われます。
なめらかな手触りと、つるんとした光沢感が、上品で華やかな大人の女性らしい印象に見せてくれます。
・オーガンジー
軽く薄い透明感のある生地。しなやかな張りとほのかな光沢があります。
独特の柔らかさとシースルーの軽やかさが、清楚で可愛らしい印象を与えてくれます。
・レース
繊細なリバーレースや重厚感のあるケミカルレースなど、華やかで存在感がありつつも、レースの種類・使い方によって、キュートにもゴージャスにも印象が変わります。
・ウェディンググローブのデザイン
グローブにはレースや刺繍、ビーズが施されたものなど様々なデザインがありますが、基本的にはドレスの装飾やモチーフとデザインを合わせれば、まず失敗なくドレスに合ったグローブを選ぶことができるでしょう。
ドレスとの相性を考えて、バランスの良いコーディネートを心がけましよう。
より思い出深い結婚式のために! 手作りウェディンググローブのススメ
近ごろ、自分で作ったものを身に着けたいと考える花嫁が増えているようです。
さすがにドレスとまではいかなくても、グローブだったら市販の手作りキットを使ったり、大型の手芸店などで販売されているウエディング用グローブに自分の好きなパーツをあしらったりするだけでも、簡単に世界にひとつだけのオリジナルウェディンググローブが作れます。
例えば、結婚指輪のように、ふたりのイニシャルや記念日を刺繍して、大切に保管しておくというのも、ロマンティックです。
レンタルしたドレスは返却しなければいけませんが、こんな風に結婚式で身に着けたものを手もとに残せるというのも、ステキな思い出になりそうです。
ウェディンググローブもまた花嫁を彩る大事なアイテム、後悔のないよう、しっかり選んでくださいね。
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